不安を払拭する頸部へのアプローチ

私は今でもと言っても過言ではない、苦手な症例が「外傷性頸部症候群」です。
まだ経験の浅い時は正直何をすれば良いか分からないまま患者様を診ていました。もちろん良好な経過をたどることはありませんでした。
その時偶然出会った宗形テクニックの頸部アプローチを行い、「変化」というものを初めて実感することができました。
外傷性頚部症候群は痛みが強く出現し、受傷初期は徒手的にアプローチすることが難しい場合があります。そのような時はセルフケアを無理のない範囲でやって頂くようにしています。特に私がよく用いるのは「頸椎側方ずれ」に対する矯正です。痛みも出にくく、簡単で効果が分かりやすい方法です。
先日、小学生の息子が「首を寝違えた」と言ったため、この方法を自分でやらせたところ、その場で痛みが軽減していました。