概要


  • The Munakata Technique To Conquer Pain

 痛みとは人間の生命維持になくてはない機能であり、重要な意義を有している。しかし、痛みがあるが故に身体的・精神的・経済的に、人間のQOL(生活の質)に甚大な影響を与える。

 解剖学的見解より、アライメント矯正・姿勢を改善していくことは諸々の組織・機能の安定を考えた時、必須な過程と考える。よりよい結果を出す為に痛みの性質を分析しながら、おのおのの阻害因子に対し治療を組み立てる。施した治療に対して主観的及び客観的に反応を確認し、再評価を繰り返す。この過程を繰り返すことにより個々の患者の状況にあった治療法を選択していく。一つ一つ評価・治療を行っていくことで、患者自身でその簡潔で系統的な方法と除痛や可動域拡大に対する効果を体験することができる。

 宗形テクニックは根拠理論(解剖学・生理学)と20数年の米国医療の実践で生まれた実践的根拠に基づき、疾患の予防及び急性期から慢性疾患の管理と健康関連活動の維持脊柱・四肢に対する痛みのコントロール、セルフアライメント矯正法など一般の方を対象に安全で効果的、簡単で短時間でできるということを考慮し考案された。

 自身でのセルフコントロールにより良いアライメントが身につくことで怪我の予防に繋がり、介護予防や健康維持、スポーツ障害予防など様々な場面で役立つことを期待する。一人でも多くの痛みの軽減、QOL(生活の質)向上に役立ち、多くの方の痛みに対し活用することができる。



 【宗形 美代子】 略歴


略歴

1978

国立療養所東京病院付属リハビリテーション学院

理学療法士学科卒業

1978

東京厚生年金病院勤務

1980

渡米

1982

Cedars-Sinai Medical Center (Los Angeles)勤務

1987

Long Beach Physical Therapy(Long Beach)勤務

1991

Sondra Cooper Physical Therapy(Petaluma)勤務

1993

 Kaiser Permanente(Santa Rosa)勤務

Clinical Specialist

2014

Kaiser Permanenteを退職後,日本で講習会を通じこの治療法の伝達に努めている。