参考書籍~書評~




宗形テクニック 痛みに効くセルフコントロール術

単行本(ソフトカバー)三輪書店

発売:2005/12

著者・編集:宗形 美代子 

 

 


 患者のセルフケア指導を中心とした治療法を解剖学的知識に基づき多くの臨床数を開発されたものである。脊柱の痛みのコントロールを主体として開発されたが四肢の痛みへも対応でき、障害時期も対応年齢も選ばず、安全で簡単、短時間で効果が得られることから、理学療法士だけでなく痛みに対応する多くの臨床家が手に取った一冊だろう。



宗形テクニック第2版 痛みに効くセルフコントロール術 

単行本(ソフトカバー)三輪書店

発売:2014/2

 

著者・編集:宗形 美代子

 

 

 第2版は、第1版の内容を更に分かりやすく丁寧にまとめるとともに、著者が経験した症例や新しく開発されたテクニックなども盛り込まれている。

 第1章は多くの症例を挙げ具体的な効果を、第2章は解剖学的根拠からアライメントのずれが起こるとどのように他に影響が出るのかが丁寧に説明されている。第3章では著者自身が「宗形テクニック」を使用していく中での注意事項が例をあげて説明され、通常行われている運動療法への配慮として、効果を適切に得る為に注意する点が述べられている。第4章は評価を、第5章は中核となるアライメント矯正法とその実際が、臨床で行う流れにポイントを絞り分かり易く説明されている。第6~9章では、定義・不良の原因・評価・矯正を身体の部位ごとにまとめられ、評価・矯正について写真を多く取り入れ、治療者と患者自身で行う方法が明記されている。第10章は著者の経験に基づき、各症状の軽減に対して臨床に適応させていく為の具体的な助言が載せられている。